ノウハウKnow-how

限りあるオフィスの面積に、収納の悩みはつきものです。リモートワークが増えたいま、断捨離の機会をつくることも難しいと感じている総務担当の方も多いのではないでしょうか。
オフィスにおける収納方法は、働き方に応じて充てられるスペースが変わってきます。今回は、全面フリーアドレス運用を実施している当社ウチダシステムズの収納アイデアを少しだけご紹介いたします。

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①パーソナルロッカー/フリーアドレス用ロッカー

フリーアドレスの場合、個人の袖机（ワゴン）はありません。書類を山のように積んでおける机もありません。ひとり一つ割り当てられたパーソナルロッカー内で、大半の荷物を管理する必要があります。

・稼働中の案件資料だけ手元に置いておく
・終了した案件の資料は、データ保管とする
紙を出さないのではなく、ストックをしない「ペーパーストックレス」という考え方で運用しています。

また、最下段は使いづらいという話も良く聞きますので、定期的に上下で中身を交換することで、不満の偏りも防げます。名札は顔写真つきのものにしておくと、新入社員の顔と名前も覚えやすくなりますね。

容量はどの程度でしょうか。シリーズによって異なりますが、こちらのロッカーはボックスファイルが3つまで入ります。書類の電子保存と併用すれば、稼働中の案件資料もファイル1～2個に収まっていますし、PCは脇のスペースに収納できるようになっています。
シリーズによっては扉に内ポケットが付いているものもありますよ。個人宛の郵便物は、投函口からこのポケットに落ちる仕組みです。

②文房具カウンター

書類よりもスペース効率が悪いものは、文房具類ではないでしょうか。作業のときだけ使うものや、ちょっとしたストックも、整理してみると相当な量を保管している場合があります。1人1つしかロッカーが無い全面フリーアドレスの場合、共有できる文房具類は一箇所にまとめることで、在庫管理にもひと役買います。

なかでもよく使う文房具は、天板面に並べられています。文房具の形に切り抜いたシートにはめ込んでおくと、見せる収納にもなりますし、“使ったら元に戻す”が習慣化されます。

在庫は市販のケースに入れて、側面から取り出せるようにしています。番号管理をしておくだけで、補充作業の手間も省けます。

無くなりそうな在庫はグループチャットの共有アカウントを使い、発注担当者に注文を依頼します。管理番号と数量を、気づいた人が依頼するルールです。

文房具ストック×作業台をひとつにしたので、複合機を隣に置きました。「出力→まとめ作業」という一連の流れがスムーズに行えます。

③カタログラック

それでも手元に残るのは、商品カタログやサンプルなど、安易に捨てられないもの。そして、気づけばどこにあるのか分からなくなるものでもあります。
当社では、壁面を使ったカタログ収納を取り入れています。キャビネットを並べてしまいがちな壁面も、見せる収納にすることで紛失防止やコミュニケーションの場になります。

カタログラック（透明）

（壁面収納）

（ビルの柱部分を使ったツリータイプ）

当社ではサンプルのストックもありますので、種類別にして半透明のケースに収納しています。ラベリングをしておけば、初見の人も一目瞭然ですね。

④倉庫（備蓄品倉庫でも可）

倉庫はどのように運用されていますか？年末にまとめて掃除でしょうか。もちろんそれでも構いませんが、せっかく掃除をするのであれば、前向きな気持ちで掃除したいものですよね。
倉庫に別の顔を持たせることで、掃除する動機をつくってみるのも良いかもしれません。当社の倉庫は、片付けるたびに立ち飲み居酒屋に変身します。※コロナ禍により現在は閉店中※

中の様子は見学時に御覧下さい！

⑤更衣室

大きなロッカーを人数分用意することが難しい場合もあります。更衣室の中であれば、小型ロッカー・靴箱・ハンガーラックなどを代用することで、一般的なロッカーより省スペースで大人数に対応することができます。

まとめ

ひと口に収納と言っても、業界・業種・働き方によって違いがあります。当社ではオフィス見学を日々実施しており、日常的にお客様がご来社されますので、「実用的」かつ「見せる収納」にこだわっています。

今回ご紹介した以外にも、運用方法や動線と絡めた収納も実践しております。
オフィス見学は毎日実施しておりますので、ご興味のある方はぜひご連絡くださいませ。
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