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ウチダシステムズフェア2022 -ヨクスル- 大阪2022年11月21日

レポート


2022年10月26日(水)〜27日(木)の2日間、大阪・天満橋OMMビル内にて「ウチダシステムズフェア2022 -ヨクスル- in大阪」を開催しました。今回のフェアでは「ヨクスル〜今よりもっと〜」をコンセプトとして社会的課題ともいえるテーマを取り上げたセミナーを行い、セミナー参加後は5つの「ヨクスル」をテーマにしたさまざまなサービス・ソリューションの展示をご見学いただきました。
当日は170名を超えるお客様にご覧いただきましたので、会場の様子やお客様の声をお届けいたします。

セミナー『中小企業のSDGs取り組み実践例〜ウチダシステムズの社内浸透施策〜』

フェア初日は『中小企業のSDGs取り組み実践例〜ウチダシステムズの社内浸透施策〜』をテーマに、林田恵利氏(2030SDGs公認ファシリテーター)と小西俊夫氏(株式会社ウチダシステムズ)のお二人によるセミナーを実施。中小企業がSDGsに取り組む意義やメリットを、ウチダシステムズの社内浸透施策を含めてセッション形式でご紹介しました。セッションの内容を抜粋してご紹介します。

林田恵利氏(以下、林田):SDGsが目指していることは、誰一人取り残さず皆が幸せに暮らし続けること。SDGs採択文書の正式タイトルはTransforming Our World(我々の世界を変革する)で、このtransformという単語が大事な意味を持ちます。changeは表層的で服を着替えるようなものですが、transformは抜本的な変化。なりたい未来を描いて、何をすればいいか考えることが重要になってきます。

小西俊夫氏(以下、小西):一人ひとりが自分ごととして行動を起こすことが必要とのことですが、この一年間、当社が意識していることでもありますね。

林田:SDGsはボランティアではなく、事業も巻き込んだ持続性のあるものです。ちなみに2022年のSDGsランキングで日本は19位。アジアではトップですが、2017年は11位でそれ以降は下がってきています。項目別では[#5ジェンダー平等][#12つくる責任つかう責任]のような事業に関わるものに課題が残っている状況ですね。ウチダシステムズでは、なぜSDGsに取り組もうと思ったのでしょうか?

小西:事業環境の変化に対応していくために、本気の未来づくりをしようという流れがきっかけです。全国の次長課長を集めて2チームつくり、うち1チームのリーダーを私が担当したのが始まりで、2030年までSDGsにしっかりと取り組んでいこうとミドル層から役員や社長へ進言させていただきました。

林田:小西さんたちミドル層から強いメッセージを出したということですね。トップに声が届きやすいというのは中小企業のいいところですよね。

小西:中小企業ができることは小さいのではという意見もありましたが、お客さまや仕入れ先の企業も巻き込んでいけばという前向きな意見ももらえましたね。

林田:どんなところから取り組みを始めましたか?

小西:最初は知識がなく、漠然とした不安がありました。まず、コンサルティング会社にお願いし、2030年に自分たちで実装していけるようにフレームワークを提供してもらいました。優先課題を決めるためにバリューチェーンを再定義して自社の特徴まで落とし込み、SDGsとの関連性を見つけてそれぞれに対してデジタルの目標を立てました。

USS 小西

当社は女性の割合が多い会社ですが、女性活躍推進企業認定のプラチナえるぼし認定を目指すことに決め、達成するために何をすべきかバックキャスティングしました。多様性のあるメンバーに賛同し入っていただいています。

林田:多様性のあるメンバーのマネジメントは難しいと言われがちですが、意義をしっかりと理解してもらった上でコミュニケーションが取れていれば、組織は動いていきますよね。

小西:また、SDGsを理解してもらうためにワークショップでゲームを行い、”わたしのSDGs宣言”もしてもらいました。今後はビジネスと結び付けて取り組んでいきたいですね。

林田:日本の99.7%が中小企業です。中小企業であるマジョリティーのみなさんに頑張ってほしいですし、中小企業ならではのアクションの速さをうまく使ってほしいなとも思います。できることから一緒に行動していきましょう!

林田 恵利 氏

展示会概要

セミナー後は、展示会場へと移動。参加者のみなさま一人ひとりに、株式会社ウチダシステムズの担当営業者によるフルアテンドを基本とし、ブースでは出展社である各メーカーの担当者さまから製品の説明を丁寧に行っていただきました。
5つの「ヨクスル」をテーマにしたさまざまなサービス・ソリューションの展示をご紹介いたします。

「未来志向でヨクスル」
今の課題を知ることで未来をヨクスルために、今できることが見えてきます。

「経営・業務の可視化でヨクスル」
業務の可視化=効率化は、「働きがい、経済成長」に必要不可欠な取り組みです。

「ハイブリッドワークでヨクスル」
多様なワークスタイルに対応した、しがらみのない働き方が、パフォーマンスを上げます。

「BCP対策でヨクスル」
BCPでは災害対策だけでなく、情報セキュリティや健康経営まで対策することが必要とされています。

「学ぶ・働く環境でヨクスル」
働きやすさ⇒働きがい。働きがいを創出するためには、働きやすい環境づくりが大切です。

会場の入り口には新型コロナウイルス感染症対策として「CLEAN & GO 手指消毒ディスペンサー」を設置。入場の際に参加者のみなさまに手指の消毒をしていただくことで、コロナ対策を講じました。

各製品の説明パネルには、5つのヨクスルとSDGs17の目標、それぞれどのテーマやカテゴリーの対象商品か記載しています。手指消毒ディスペンサーは「学ぶ・働く環境でヨクスル」のテーマに属し、SDGs17の目標では[#3 すべての人に健康と福祉を][#15 陸の豊かさも守ろう]の2つに当てはまります。

経費精算に関わる業務に特化したクラウド型システム「楽楽精算」や「楽楽明細」をはじめ、クラウドとオフィス電話機のハイブリッドコミュニケーションを実現した「UNIVERGE BLUE × UNIVERGE Aspire WX plus」のようなコロナ禍における在宅ワークの需要に合わせた商品も数多く展示されました。

合計41商品すべてが「ヨクスル」テーマとSDGs17の目標を掲示し、持続可能な社会に向けて「今できることは何か?」に向き合い、世界指標でもあるSDGsを考えるきっかけの場となったのではと思います。

お客様の声

ご来場いただいたお客さまに、本日のセミナーと展示会の感想についてインタビューを行いました。

ー本日のフェアにご参加いただきありがとうございます。ご来場のきっかけがあれば教えてください。

SDGsのセミナーに興味があったので、フェアへの参加を決めました。私は不動産賃貸業を営んでいるのですが、SDGsに取り組んでいる不動産会社から借りたいというお客さまの声やニーズがあり、SDGsについてもっと学ぶ必要があると感じています。今日のセミナーに参加して、SDGsの取り組みに関して土台になる部分をしっかりと話していただいたので、とても勉強になりました。

ーありがたいお言葉、ありがとうございます。今回の展示のなかで特に気になった製品があれば教えてください。

数多くの製品が展示されていましたが、自分のなかでイメージを落とし込みやすかったのはオフィスアセスメントサービスですね。ぜひ受けてみたいと思いました。

当社は社員の年齢層が50代中心ということもあり、今の時代にキャッチアップできていないという実感があります。オフィスアセスメントサービスを受けることで全体的なアドバイスをいただけたら助かります。

ーオフィスアセスメントは当社のサービスですので、そう言っていただけると大変ありがたいです。ぜひよろしくお願いいたします。

フェアにお申し込みをいただいた理由はお客さまによってさまざまでしたが、そのなかでも「ウチダシステムズの営業担当の方から熱心にご案内をいただいたから参加しました」というご意見を複数いただきました。

また、フェア全体の感想としては、「フェアの企画や実行を通じて、普段の業務では見えないウチダシステムズ社員のスキルや人となりがわかった」「フェアイベントがウチダシステムズの社員成長につながる機会になっている」など、当社の社員とお客さまとのコミュニケーション機会の創出につながり、アテンドを担当した社員一人ひとりの活躍に深いご理解をいただきました。

少しでも多くの方にSDGsに興味を持ち、考えるきっかけとなる場を提供できればという想いから今回のフェアを開催しました。セミナーでお話があったとおり、ありたい未来に向けて、私たち一人ひとりができることから一緒に行動していけたらと思います。今回のフェアが、その行動を起こすきっかけになれたら幸いです。ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました。

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