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株式会社建設技術研究所 様

ウチダシステムズの前身からの長いお付き合い。 社員よりも当社のオフィスづくりを知った上で一歩引いた目線を忘れない存在なので、いつも意見を大事にしている。

2021年9月2日

株式会社建設技術研究所 様

東京本社 総務部 部長 江戸 正人 様

  • 目的
    リニューアル・増床
  • 地域
    関東
  • 従業員数
    300名以上
株式会社建設技術研究所

プロジェクト詳細

  • 対象面積
    ■日本橋浜町Fタワー:1642㎡(497坪)
    新規家具、3階エントランス・来客エリア構築、10階リフレッシュエリア構築(2018年7月)
    総務部フリーアドレスへの移行(2021年4月)
    新規家具(2021年7月)
    ■日本橋安田スカイゲート:1640㎡(496坪)
    移転プロジェクト(2019年5月)
    ■浦和テクノシティビル:1011㎡(306坪)
    移転プロジェクト(2019年10月)
    ■沢の鶴人形町ビル:511㎡(155坪)
    移転プロジェクト(2020年6月)
    ■研究センターつくば:696㎡(211坪)
    レイアウト変更(2020年11月)
    ■スプラウト日本橋浜町ビル:140㎡(42坪)
    新規家具(2021年2月)

  • 所在地
    本社・東京本社:東京都中央区日本橋浜町3-21-1 日本橋浜町Fタワー
  • 事業内容
    土木建設事業に関する企画、調査、計画、設計及び事業監理他
  • WebURL

 

プロジェクト背景国が対策を進める防災事業などを中心に採用が活発化。
人員増で東京本社だけで7つのオフィスを持ち、今後も会社は拡大傾向に

Q. 御社の事業について教えてください
江戸様:当社は主に河川や道路、ダムなど社会資本整備の一翼を担っている建設コンサルタントです。約8割が公共事業のため、クライアントは国や自治体です。また、近年は災害からの復旧や復興も含めて防災関連事業が増加傾向にあります。海外事業は、グループ企業が積極展開中です。
もともとは1945年に設立された財団法人であり、太平洋戦争時に電力を確保するため、ダムを建設しようとしていました。しかし、第1回理事会が開かれた8月14日の翌日に終戦を迎え、私たちの事業は戦後復興に役立てられることになったのです。「河川分野が得意」というイメージが強い当社ですが、実はダムによる発電事業をルーツとしています。
Q. 東京本社だけでもいくつものオフィスがありますが、その理由はなぜですか
江戸様:初代の本社は銀座にあり、移転した日本橋本町のビルが手狭になったため、2005年に現在の日本橋浜町Fタワーへと移転。
私は当時の移転プロジェクトメンバーであり、チーム内では「いくら人が増えてもこのオフィスなら10年は対応できる」と判断していました。しかし、わずか2年余りでキャパシティーオーバーになってしまったのです。というのも、会社の中長期経営方針に合わせて新分野への展開を図るため、中途採用を強化するなど会社は人員増を行いました。その後も人員の増加傾向は続いています。
対策として、当社では手厚い増床計画を立てています。当初は日本橋浜町Fタワーの3~6階にかけて入居していましたが、現在は9階と10階も追加。また、東京本社だけでも7拠点あり、今もなお新しいオフィスづくりを計画しているところです。
USS森戸:当社ではそのうち6拠点に関して、エントランスの設計や入居時の家具選び、レイアウト変更などをサポートさせていただきました。担当してすぐ、御社の勢いを感じたことを鮮明に覚えています。
東京本社 総務部 部長 江戸 正人様
東京本社 総務部 部長 江戸 正人様

USSとの出合いお付き合いの始まりはおよそ30年前。レイアウト図を手描きやCADで
起こしていた時代を経て、アウトソースへ

Q. ウチダシステムズとは、どのように出合われたのでしょうか
江戸様:1994年6月の株式公開から「株式会社内田洋行」が当社の株主になってくれたこともあり、ウチダシステムズさんの前身である「株式会社東京ウチダシステム」にオフィスづくりを相談するようになったのです。
当時はパソコンが普及しておらず、担当者がレイアウト図を1/100スケールで手描きしていました。原案から最終案に至るまで少なくとも10回は修正があり、かなり苦労したと思います。
私も手書きでラフ案を起こし、各部署の技術者に渡して部内の意見を反映させながら仕上げていましたが、それぞれ本業が忙しく、それならアウトソースしようと東京ウチダシステムさんに依頼した流れです。日本橋浜町Fタワーへの移転でもサポートしていただきました。
USS森戸:その後、御社との取引には空白期間があり、何も知らない私が2017年に飛び込み営業をして御社のご担当者様に経緯を教えていただいたのです。
翌2018年のデスク購入からお取引が再開。オフィスづくりでは日本橋安田スカイゲートの拠点新設が私にとって最初のご依頼でした。御社の「いろいろなレイアウトパターンを見てみたい」というご要望を受けてデザイナーと協議を重ね、家具やエントランスの設計で自信のある案を(レイアウト検討にあたり、色々なレイアウトパターンを見てみたいというご要望を頂きましたので、複数案作成し)複数お持ちしたのです。
また、浦和テクノシティビルや沢の鶴人形町ビルでも同様の案をご採用いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
江戸様:日本橋安田スカイゲートの件では、私はグループ会社に出向中であり、別の社員が主担当でしたが、社員が数人で一枚板のテーブルを使うという新しいご提案をしていただいたようです。今思えば、当社のフリーアドレス化へのきっかけでした。
また、エンジニアが使うパソコンのモニターについて、森戸さんからデュアルモニターをすすめられました。2画面にすると作業効率が大幅に上がります。やはり次々と他の拠点でも採用したいという声が上がり、実現したようです。
我々はよく「働き方改革」と口にしますが、社内の目線では気付かないことも少なくありません。ウチダシステムズさんは、一歩離れた目線から俯瞰してオフィスを見てくれます。当社以外にも多くの企業の課題を解決してきた実績もあり、こうした痒いところに手が届く提案をしていただけるのだと思います。
ウチダシステムズ 森戸
ウチダシステムズ 森戸

会社の急速な変化に対応オンライン特化型の会議室、テレワークのためのフリーアドレス導入などオフィ
スづくりもコロナ禍仕様。会社の急速な変化にも対応してくれるので迷わず相談

Q. インタビューを行っているこの部屋は、どのような目的で使われるのでしょうか
江戸様:コロナ対策で増えたオンライン会議に特化したスペースで、2021年3月1日にオープンしました。それまでは自席からお客さまと話す社員が多かったのですが、守秘義務を考慮し、閉ざされた防音仕様の部屋の整備が課題だったのです。
また、年度末に締め切りを迎える業務成果物(報告書など)の審査も対面からオンライン形式になり、上司から完成を急ぐよう指示を受けました。どうしても失敗できないことでしたから、やはりウチダシステムズさんにお声掛けしたのです。
USS森戸:御社は決定事項を実行に移すスピードが非常に速いです。私も江戸様が受けているプレッシャーをひしひしと感じていたので、いつも以上にスムーズな対応をと努めました。
江戸様:完成すると時間刻みで予約が埋まり、社員のニーズがあると実感しましたね。
森戸さんには、配線類を天面に収納できるデスクなどを選んでもらいましたが、機能もデザインも本当に優れている。お付き合いが長いだけに我々の要望を正しく理解してくださっているので、仕事も迅速で非常に助かります。
Q. オフィスでは、どのようなコロナ対策を行っていますか
江戸様:当部ではフリーアドレスを導入して出社率の引き下げを試みています。良かった点や反省点をフィードバックし、今後の計画に反映させる予定です。
また、フリーアドレスになった一角には飛沫感染予防用の間仕切りを設置。座席の背部にはローキャビネットを置き、隣の島にいる社員と共同で使えます。つまり、前を向けば業務に集中でき、振り返ればメンバーと打ち合わせることができる。さらにはローキャビネットの天面に資料を広げることも可能です。素晴らしいアイデアでしたね。

柔軟な意見の提案何かを相談すると、いずれも魅力的なアイデアを3パターンほど用意。
柔軟で、一歩引いた目線で出てくる意見だから大事にしている

Q. 本社のエントランスは、すぐ隣に資料が展示されていて特徴的ですね
江戸様:こちらもウチダシステムズさんのデザインです。お客さまを迎えつつ、当社の歩みやレガシーの積み重ねもうまく表現してくれました。
USS森戸:洗練された白い空間と、高級感漂う木目調の空間を組み合わせたエントランスです。白い壁は緩やかなカーブを描き、波紋のような模様を帯びているのが特徴。木を基調としたスペースには、御社の資料を集めた「CTI ヒストリアム」が開設されておりますので、こことの調和を考慮したデザインとしました。
Q. これまでのウチダシステムズとの仕事を振り返っていかがでしょうか
江戸様:うれしかったのは、悩まずに済むことです。ウチダシステムズさんに相談すると、甲乙付け難いアイデアを3パターンほど用意してくれて、知恵を借りられるのが何といってもいいですね。社内にいるとどうしても固定観念にとらわれがちなので、柔軟な意見をいただけるのは大変貴重ですから。そうしたご意見を大事にしています。
また、仙台、名古屋、大阪、福岡にも事業所があるので、同じような悩みを抱える他事業所にとってもよき相談相手になるのではないでしょうか。オフィスづくりの担当者が転勤したとしても、その最寄りにある事業所で情報が共有されますから、異動先でも話をスムーズに進められるでしょう。
USS森戸:私の記憶のなかで最も印象的なのは、沢の鶴人形町ビルのオフィス完成時です。江戸様やその前任の方、配線を専門とする業者の社長と一緒に現場で乾杯し、いいチームと仕事ができたなと、本当にうれしく思いました。

ウチダシステムズとの今後発注者さえ知らないデータを持っているのが当社の強み。オフィスづくりで
はウチダシステムズも同様なので、ノウハウを生かして社員を成長させてく
れると期待

Q. ウチダシステムズとの今後について、どのようにお考えでしょうか
江戸様:当社は日本の河川の半分以上を手掛けています。整備計画を立てるには過去の降水量や洪水時のデータも必要で、それを蓄積してきたのは当社の強みです。発注者からも頼りにされていると思います。
ウチダシステムズさんも同じだと思います。例えば、私が定年を迎えれば当社の移転やレイアウト変更のノウハウを知っているのは御社だけになるでしょう。もちろん、私も残された時間で自分の経験や知識を継承しようと、現在は2人の若手とチームを組んでいます。
USS森戸:江戸様のご経験は大変貴重ですよね。一緒に働くお2人とも頻繁に連絡を取らせていただいていますが、本当に熱心な方々です。
江戸様:本来、オフィスづくりの担当者は経験を積んで失敗もしながら、時間をかけて育てていくものだと思います。しかし、最近ではいずれの会社でも成果重視。育成面でなかなか余裕を持てないのが現実です。
だからこそ、ウチダシステムズさんには、ぜひ当社の社員を育ててほしい。いわゆる知恵袋のような存在として、これからも我々の成長をそばで見守っていただきたいですね。
Q. ウチダシステムズとの今後について、どのようにお考えでしょうか



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