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全農パールライス株式会社 様

「移転はチャンス」と、新オフィスの中心にマグネットスペースを設置。 社員が集い、語らい、お米を味わう場として、確実にコミュニケーションが生まれている

2021年9月21日

全農パールライス株式会社 様

管理部部長 吉田 浩 様
管理部管理課 佐々木 奈央 様

  • 目的
    新築・新設
  • 地域
    関東
  • 従業員数
    300名以上
全農パールライス株式会社

プロジェクト詳細

  • 竣工日
    2019年10月15日
  • 対象面積
    882.74㎡(267.02坪)
  • 所在地
    本社:東京都千代田区神田三崎町3-1-16 神保町北東急ビル3F
  • 事業内容
    米穀のとう精・販売、酒造用米穀のとう精、炊飯事業、食品等の販売
  • WebURL

 

プロジェクト背景本社移転を単なる物理的な移動に終わらせたくない。社員と、拠点と、お客さま
と「つながる」オフィスづくりに向けたプロジェクトが始動

Q. 2人は本社移転プロジェクトのメンバーですが、立ち上げの背景を教えてください
吉田様:当社は全国農業協同組合連合会(以下、JA全農)の傘下にあり、その本部や他のグループ会社と同じビルに本社を構えていました。しかしビルの再開発により2020年3月末までの退去が求められたため、2018年8月にプロジェクトを立ち上げ、移転について考えるようになりました。
そもそも旧本社は人員増で手狭になり、座席間もゆとりがなくてストレスが生じやすい環境でした。また、良くも悪くも昔ながらのレイアウトで、新しい発想が生まれにくいとも感じていました。
佐々木様:社員同士がコミュニケーションを取る場所もなく、部署を越えた横のつながりが薄くてランチも自席で食べる人がほとんどでしたね。
吉田様:だから総務担当としては、今回の本社移転を「単なる物理的な移動に終わらせたくない」との思いが強かったのです。プロジェクトのコンセプト名も「つながろう!全農パールライス」とし、社員の会話が生まれる場の提供はもちろん、当社の各拠点、さらにはお客さまとの関係づくりを意識してオフィスづくりを始めました。
管理部部長 吉田 浩 様
管理部部長 吉田 浩 様

USSを選んだ理由ウチダシステムズとの出合いは内田洋行のセミナー参加がきっかけ。「無事に
引っ越せればいい」から「移転は会社のチャンス」にモチベーションがシフト

Q. ウチダシステムズとの出合いや、同社を選んだ理由は何ですか
吉田様:どのメンバーにもオフィス移転の経験がなかったので、まずは関連テーマを扱う各社のセミナーに参加してみました。
佐々木様:株式会社内田洋行様を訪ねる機会もあり、そこでグループ会社のウチダシステムズさんをご紹介いただきました。当時は旧本社でビル内の移動が予定されていたので、まずはその案件を依頼しました。仕事ぶりが素晴らしかったため、引き続き本社移転もお願いした次第です。
当初、私は「無事に移転できれば合格」という意識でしたが、ウチダシステムズさんとのお付き合いを通して「移転は会社のチャンス」と学び、共感したことも大きいです。
吉田様:通常、オフィス移転やレイアウト変更は当社のグループ会社に任せますが、今回は変化を望むメンバーの気持ちが強く、思い切って外部の会社に相談することにしました。
役員がそれを理解してくれて「自分たちの考えを貫きなさい」と背中を押されたことも励みになりましたね。
管理部管理課 佐々木 奈央 様
管理部管理課 佐々木 奈央 様

マグネットスペースを最優先マグネットスペースの名は「パールキッチン」。本社の真ん中にあるリフレッ
シュスペースにして、エントランス横でお客さまの目を引く会社の財産

Q. 新本社のデザインやレイアウトはどのように決めていったのでしょうか
吉田様:移転先のビルは建設中で、プランは図面上で考えました。更地だったこの場所に、徐々にビルが建っていく様子をウチダシステムズさんと見守る中「一緒にプロジェクトを進めている」という気持ちが強まっていったことを覚えています。
具体的には、人々が集まって会話が生まれる、いわゆる“マグネットスペース”を最優先に考えました。現に本社には「パールキッチン」と呼ばれる空間があり、ランチタイムにもなると社員でほぼ満席になります。
佐々木様:床を木目調にして壁にグリーンを飾るなど、リフレッシュスペースになるよう心掛けました。長いベンチもポイントで、座ってくつろぎながらコミュニケーションを取る社員の姿もよく目にします。
想像以上にうれしいのは、ベテランの男性社員も「あそこでコーヒーを飲みながら話そうか」などと使ってくれるなど、旧本社にはなかった場面を次々と見られることです。
USS渡部:パールキッチンのデザインでは、エントランスとの一体化をご希望されていましたね。
吉田様:当社に足を踏み入れたら、ガラス越しにすぐ見えるよう設計してもらいました。エントランスにおいても「社員が集まって何をしているの?」「どんな場所なの?」と、お客さまとの会話が生まれることを期待してのことです。
役員もパールキッチンを広めてくれて、JA全農の広報誌に掲載されたり、グループ会社から見学に来たりと、今では会社にとって財産の一つになりました。
エントランスに入るとガラス越しにすぐ見える「パールキッチン」
エントランスに入るとガラス越しにすぐ見える「パールキッチン」

用途をおとしこんだデザインお米の試食も大切な仕事。集まった社員に複数の品種を食べ比べてもら
うため、いくつもの炊飯器を同時に使えるようウチダシステムズに依頼

Q. パールキッチンにはシンクもありますが、その用途を教えてください
吉田様:お米の試食会を開き、新米や新しい品種を炊飯して食べ比べています。また、当社では業務用のお米も扱っていて、例えばすし業界のお客さまからは粘り気の少ないブレンド米をリクエストされます。その品質に間違いがないか確認するのも、私たちの大切な仕事なのです。
特に新米の季節は、複数の炊飯器を同時に使わなければ試食が間に合いません。一般には3台以上を使用するとブレーカーが落ちるそうですが、パールキッチンでは一度に10台まで対応できます。
USS渡部:それでも電気容量がオーバーしないよう、炊飯器ごとにプラグを色分けしました。電力消費の大きいIHの釜もあれば、1合サイズもあると伺っていたので、グレーと白の2色で「プラグが同じ色の炊飯器は同時に使用できる」と視覚的にわかりやすくしました。
また、電源を増設した上で、もしブレーカーが落ちても他の場所に影響が出ないように配線も独立させています。なかなか珍しいご依頼で、御社らしさを感じました。
佐々木様:旧本社ではオフィスの隅で試食会を開いていました。あまり社員が通らない上に、コンセントが少ないので廊下にも炊飯器を置いたりして、かなり不便でしたね。
移転後は社員が自然と通る「オフィスの真ん中で試食会を開こう」と考えました。社員が興味を持って集まってくれれば、ランチや休憩時以外にもコミュニケーションが生まれます。
USS渡部:パールキッチンの照明は当初、くつろぎ重視で暖色系の電球を提案しました。しかし試食会ではお米の色も見るため、最終的には白色系を選ばれましたね。
照明は最初から、御社を象徴する真珠のデザインで提案しようと決めていました。丸くて白い照明をひと目見て、お米を連想する方もいると伺ったので、結果的に良かったです。
Q. パールキッチンのほかに、オフィスはどのように変わりましたか
吉田様:当社は複数の拠点と連携するため、会議や打ち合わせが多いのが特徴です。その中で会議室を2つから3つに増やし、しかもそれぞれをつなげて広く使用することもできて、研修も本社内の全員で受けられるようになりました。
佐々木様:採用チームはかつて、外部の会議室などを借りて説明会や面接を行っていましたが、今では自社内で実施できるようになりました。入社希望者に新しい本社を見てもらい、良い効果も出ているようです。
ウチダシステムズさんは、エントランスの絨毯に当社のコーポレートカラーである紺色を選び、オフィス内へと導くような模様を取り入れてくれました。受付の白い壁も、数ある中から真珠を連想させる素材が用意されていて、細部に至るまで意図をくんでくれたと思います。
ウチダシステムズ 渡部
ウチダシステムズ 渡部

ウチダシステムズの印象プロジェクトを成功させた今こそスタートライン。何でも話せる親近感、頼り
になる軌道修正の提案、誠実な言葉に「これからもウチダシステムズにしよう」

Q. プロジェクトを通したウチダシステムズの印象を聞かせてください
佐々木様:数社とお付き合いをする中、最初のプレゼンテーションで頂いた資料に感激したのを覚えています。当社のホームページを熟読してくれたことが分かり、ブランドメッセージの「おいしいごはんをみんなのもとに。」を前面に出してくれて、とても好印象でした。
USS仁藤:確かに企業理念などにはよく目を通します。当社はさらに、その奥にある真意まで読み取り、現場目線にも立ってオフィスを考えています。一番のテーマは「働く人たちがいかに成果を残せるか」でしょうか。
佐々木様:私はプロジェクトへの参加自体が初めてで、進め方に悩んだ日もありました。そんな時も「こういう考え方はどうですか」と軌道修正のご提案を頂いて心強かったです。
吉田様:ウチダシステムズさんのオフィス見学にも伺いました。初の移転業務に臨む私たちに、実際の設備や家具に触れる機会をくれて、イメージをかきたててくれたことも感謝しています。
また、悩みを話せる親近感が心地よかったです。よく「このオフィス、どうやってつくったの」と聞かれることもあるので、その際にはもちろん企業名も出して紹介しています。
ウチダシステムズ 仁藤
ウチダシステムズ 仁藤
Q. 最後に、プロジェクトを振り返った感想を聞かせてください
佐々木様:移転が落ち着いた頃、仁藤さんに「これで終わりとは思っていません。御社とは長くお付き合いしたいです」と言われました。この言葉が心に響き、私の中では「これからもウチダシステムズさんにしよう」と決めています。
USS仁藤:頭と時間を使った分、思い出に残っています。毎年6月に成果事例発表会があり、御社からどのように受注をして共に歩んでいったのかを社内で報告しました。私にとっても、それほど大切な企業様です。
今も御社の最寄りである水道橋駅に来ると「寄っていこうかな」という気持ちになり、実際にお米を購入させていただいています。
USS渡部:私も現場が好きで、よく通わせていただきました。今日もインタビューにもかかわらず、あの頃の習慣が抜けきれなくて裏口から入ってしまったほどです。
吉田様:通常業務を抱えながら、これだけの大きなプロジェクトを達成できたのはウチダシステムズさんのおかげです。当社だけでは成しえなかったでしょう。スケジュール管理も見事で、毎週のように来社してアシストしてくれて、本当に感謝しかありません。
佐々木様:会社人生の中で最も刺激を受けました。心に残るプロジェクトですね。
Q. 最後に、プロジェクトを振り返った感想を聞かせてください

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